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ビューティフルレイン第8話 [豊川さん]

ビューティフルレイン第8話 (1週間遅れの先週放映分の記事です)

義母からの電話は、美雨を沼津で引き取った方が
いいのではないか?出来れば圭介も一緒に、こちら(沼津)で
暮らすのがいいのではないか?という提案だった。
圭介の仕事も義父の口利きで何とかなるというのだ。
来週の美雨のバレエの発表会の時に上京するので
その時に相談しようということだった。

美雨はバレエの発表会に祖父母が来てくれると言うので
喜んでいた。
社長夫妻に電話について尋ねられると、圭介は
4人で沼津で暮らさないかと言われたことを明かし
一応、考えてみると答えたと言う。
部屋に戻り美雨の寝顔を眺めながら「大丈夫だよな?このまま
父ちゃんと一緒で」と、つぶやく圭介。

バレエの発表会当日。
美雨は家で音楽をかけながら、最後のおさらいをして見せる。
「ブラボー!パーフェクト!」と手を叩く圭介。
「大きくなったらバレリーナになろうかな?」
「あれ?この間はケーキ屋になるって言ってなかったっけ?」
「ケーキ屋さんやりながらバレリーナもやって、幼稚園の先生もやるの」
「お~う!美雨も将来、忙しいな~!」笑いあう二人。
「よし、行くぞ!衣装とシューズ、ちゃんと持ったか?」
「うん。父ちゃん、カメラ持った?」
「持ったよ!」とカメラを見せる圭介。
「よし、レッツゴー!」
「ウエイト!ジャスト・ア・モーメント!
おばあちゃんたち、迎えに行かなくていいの?」
「直接会場に行くから大丈夫だって」
「わかるかな?区民会館の場所」
「大丈夫だよ。ちゃんと地図の付いた案内状、送ってあるから」
「じゃあ、OK」
「レディ~!」
「GO!」と言った途端、走り出す美雨。
「あ!美雨、きったねぇ!」と追いかける圭介。

社長宅では、皆で昼ご飯を食べたりしている場所の灯りを
明生が取り付けていた。
「ありがとうね。悪かったわねェ。おデートの前に」と千恵子。
「その分、ボーナス、上乗せしてもらいますからね」と笑う明生。
「あ、そういえば今日っすよね?美雨ちゃんのおばあちゃんたちが
上京して来んの」
「今更何を話し合うんだろうね?圭さん、当分二人で
頑張っていくって、ちゃんと伝えたのに」と千恵子。
「だけど、今は良くても、3年後、5年後の事まで
誰も責任持てないでしょ?」とアカネ。
「大丈夫よ。あたしたちだって付いてるんだから。」
と千恵子が言うと「そうっすよ。住めば都って
言うじゃないですか!」明生。
日本語の使い方、間違ってる」
「じゃ、石の上にも・・3年?」
「全っ然違う!」
アルツハイマー病は、まだまだ未知の病気で
病状がなかなか進行しない例もあるけど、逆に急激に
進行して、取り返しのつかない事が起きちゃう可能性だって…。
例えば…火を消し忘れて火事を出しちゃうとか」とアカネが言うと
「まさか」と驚く千恵子。
「まぁ、いずれにせよ。圭さん自身がしっかり結論を出すよ。」
と富美夫が言うと千恵子も「そうそう」と頷き
「それよりほら、発表会に行く準備しなくちゃ」と慌てる千恵子。

美雨と圭介が手をつないで歩いていると
クラウンの鼻をつけた人が風船でタコを作って
拍手を浴びていた。
美雨も夢中で見ている。
圭介は写真を撮ろうとして、新しいフィルムを
持ってくるのを忘れたことに気付く。
美雨に「この先に(フィルムを)売っているところがあるから
ちょっと行って(買って)来る。」と言うと美雨は「え~?じゃ、美雨
ここで待ってていい?」と言い、圭介は「いいけど。じゃ
帰って来るまでココを動くなよ」「OK」と言って
圭介は一人でフィルムを買いに行った。

お店でフィルムを買い、お金を落とした、お年寄りのお金を
一緒に拾ってあげ、その場を去ろうとした圭介は
次の瞬間、自分がどこへ行こうとしていたのか思い出せず
ノートを開いて、美雨のバレエの発表会に
行こうとしていたことを思い出す。
が、圭介は美雨を待たせていたことを忘れて
美雨の後ろを素通りして、一人で会場に向かってしまう。

楽しそうに見ていた美雨は、クラウンに手を取られ
かわいいプードルを作ってもらい、大喜びする。
だが、その後クラウンがパフォーマンスを終え、移動してしまっても
圭介はまだ戻って来ず、不安になって、きょろきょろする美雨。
その時、警官を見付けて駆け寄ろうとした美雨は
自転車の若者にぶつかって倒れ、腰を打ってしまう。
人が集まって、大丈夫か?と心配しているところへ
沼津から来て、会場に向かう祖父母が通りかかった。
「早く救急車を・・・」

圭介は会場に着いて、美雨を探すが見当たらず
菜子に尋ねると小太郎が「まだ来てないっすよ」と言い
菜子も「一緒に来たんじゃないんですか?」と怪訝そうな顔をする。
会場内をいくら歩いて探しても美雨は居ない。
その時、会場に着いたアカネと千恵子が圭介に声をかける。
「美雨が居ないんです」
「え?」驚く二人。
その時、圭介の携帯が鳴り、三人は病院にかけつける。
ベッドに横たわる美雨。
カバンを床に落とし、ベッドに近づく圭介。
「自転車と、ぶつかって腰を打ったらしい。頭も打った可能性が
あるんで、一晩入院して様子を見た方がいいだろうって」
と義父が説明すると「かわいそうに。バレエの発表会当日に。
圭介さん、一体どういうこと?」と義母。

廊下で話す、圭介と義父母。
「つまり美雨ちゃんが駅前で待っているのを忘れて
一人で先に会場へ行っちまったってことかい?」と義父。
「待っててって言ったことを覚えてないの?」と義母。
そう言われても何にも言うことが出来ない圭介は
「こんなことになってしまい、本当に申し訳ありませんでした。」
と言って頭を下げる。
「やっぱりこの先、二人だけで暮らしていくのは難しいんじゃ
ないかしら?現に、こういう事が起こったのは、病気が…
(一瞬言いよどみ)進行してるってことじゃないの?」と義母。
「どうだろう?沼津に来て、4人で一緒に暮らすというのは?
仕事の都合で、すぐに引っ越しするのが無理だと言うなら
とりあえず美雨ちゃんだけでも、うちで先に預かるという
選択肢もあるし・・。」と義父は言い
義母も「今、圭介さんが決断しないと、それこそ
取り返しのつかないことが起きるかもしれないのよ。」
と言うのだった。

目を覚ました美雨に、アカネと千恵子が
「美雨ちゃん、気分は、どう?腰、痛くない?」と声をかける。
「大丈夫」と答えた美雨に「良かった」と安堵する二人。
目線を動かし「父ちゃんは?」と尋ねる美雨に
「今、ロビーで、おばあちゃんたちとお話ししてるの。」
と答える千恵子。
「何の話?」と美雨が聞くと
「何も心配しなくていいから。怪我や病気をした時は
体を治して元気になることだけ考えなさい」
と千恵子に言われる。
それを聞き、考えている表情の美雨。

祖父母と圭介が入って来て、祖母が「美雨ちゃん
気が付いたのね?良かったぁ。先生がね、今日は一日
病院で、いい子にしてなきゃダメだって。」
「おじいちゃんたち、いったん沼津に戻るけど
すぐに又、東京に来るからね。」と祖父が言うと
美雨は頷き「発表会、見せてあげられなくて
ごめんなさい」と謝る。
すると祖母は「美雨ちゃんが謝ること、何もないわよ。
それより父ちゃんと、よ~く話し合ってみてね」という祖母に
怪訝な表情で圭介を見る美雨。
祖父が祖母の腕をそっと叩き、それ以上は言うなという風に
すると、祖母も「バイバイ」と美雨にいい
皆に「じゃ、失礼します」と挨拶して病室を出て行った。
千恵子は「それじゃ、あたし、駅まで送りがてら
美雨ちゃんの着替え持ってくる」と言い、一緒に出て行った。

圭介は美雨に近づくと「美雨、ごめんな。父ちゃんのせいで」
と謝る。すると美雨は首を振り「バレエの発表会は
又、来年頑張る。」と笑顔を見せ「おばあちゃんたちと
何話してたの?」と尋ねる。
複雑な表情の圭介。
見守るアカネ。
そこへ圭介の主治医の古賀が入って来た。
「木下さん。」「あぁ先生。」
「美雨ちゃん、大丈夫?」「はい」
「救急で運ばれたって聞いたものですから。」

病院の途中階の庭のような場所で話す圭介と古賀。
「娘さんの為にどうしたらいいか、冷静に考えられるのは
病状の軽い、今だと思います。今後もし、病状が悪化して
自分の感情がコントロール出来なくなったり、判断力が
衰えてから、単純に離れたくないという、その感情だけで
決めてしまうと、お互いのために、いい結果は出せないかも
しれません。」と言う古賀。
「ただし、美雨ちゃんと別居するのは、木下さんにとって
最も環境を変えてしまうことになると思いますし、そこは
慎重に考えた方がいいと思います。難しい問題ですね。」
と続けた。

病室で美雨はアカネに「父ちゃんに病気を治すことだけ
考えて貰うには、どうしたらいいのかな?美雨と一緒に
居ると、父ちゃん、いろいろ大変だよね。」と言う美雨に
アカネはニッコリ笑って「そんなことないよ~」と言うと
美雨のほっぺを触るのだった。

病室に圭介が戻って来て、アカネも「帰るね。又明日ね~」
と美雨に言って廊下へ出る。
追いかけて来た圭介に「先生、なんて?」と尋ねるアカネ。
黙っている圭介に「実はね、お義母さんが亡くなるきっかけを
作っちゃったのは私なの。」と話し出すアカネ。
「お義母さんって、アカネちゃんが介護してた?」と
驚きながら、尋ねる圭介。
アカネは頷くと「同居を始めて一年位経った頃、アルツハイマー病が
中期に進行して、お義母さん、勝手に一人で家を出て行って
外を歩き回るようになったの。施設に入ってもらう事も考えて
いろいろ調べて、実際に見学にも行ったんだけど。」
自分も見学に行った施設の様子を思い出す圭介。
アカネは続けて「何だか、お義母さんがかわいそうに
なっちゃって・・。もう少し頑張って、一緒に暮らしてみようって
・・・。だけど夜中、私が寝ている間に、一人で家を出て行って
交通事故に遭っちゃったの。その事故をきっかけに寝たきりになって
結果、お義母さんの病気は、どんどん進行して、そのまま
亡くなってしまったの。もっと早く施設に入っていれば
防げた事故だったかもしれない。だから、私と同じ後悔を
圭さんにはして欲しくないの。」と涙ぐみながらも
きっぱり言うのだった。
「もちろん最終的は、圭さん自身が決めることだと
思うんだけど・・。」

夜、美雨の隣にベッドを並べ、横に寝そべっている圭介に
美雨は「ねぇ、父ちゃん、美雨が自転車にぶつかっちゃったから
おばあちゃんたちに怒られちゃった?」と尋ねるが
圭介は「そんなことないよ」と答え「なぁ、美雨。神様って
いると思うか?」と聞く。
美雨は「わかんない。なんで?」と圭介を見つめる。
圭介も美雨を見つめたまま、それには答えず「おやすみ」と言うと
美雨も「おやすみなさい」と言って目を閉じる。
その後、古賀と昼間話した庭で、一人、芝生の上で
考えている圭介。
その頃、美雨も一人ベッドの上で「怪我や病気をした時は
治すことだけ考えなさい」という言葉を思い出していた。

翌朝、美雨が目を覚まし「おはよう」と言うと
気分は悪くないか、腰が痛くないかを確認して
「だいじょうぶいぶい」と笑う美雨に
「それじゃ、予定通り家に帰れるな。」と言い
「その前に、ちょっと話したいことがあるんだけど・・。」
「何?」
「おばあちゃんたちから、夏休みが終わるまで沼津に来ないかって
誘われたんだけど、美雨、行ってみないか?」と切り出すと
美雨はじっと父ちゃんの顔を見て「行く!美雨、行きたい」と
予想外に即答した。
「でも、父ちゃんは行かないんだぞ。美雨、一人で行って
何日も泊まるんだぞ。それでもいいのか?」と言うと
「父ちゃん、仕事あるじゃん!大丈夫。一人で沼津に
行って来る。」と言い「そうか。わかった」と言う圭介に
「やったぁ」と笑って見せた。

美雨をおんぶして、家路に着く圭介。
病院から沼津に電話を入れ、「美雨には、とりあえず夏休みの間だけと
話し、引っ越しや転校については、少し様子を見て、あらためて
ちゃんと話したいと思ってます」と伝えた。

その夜、社長夫妻やアカネに、そのことを話すと
「一人、沼津に行くことを美雨ちゃん、納得したの?」と千恵子は尋ね
「美雨には、とりあえず夏休みの間だけだって伝えました」
と答える圭介。
「だけど実際は、そのまま引っ越しちまうっていう方向なんだろう?
ほんとにいいのか?それで?」と社長は言い
「そんな。ダメよ。美雨ちゃんがかわいそうじゃない。
あたしたちだって付いているんだから・・だいじょう・・・」と
千恵子が言いかけると、圭介がその言葉を遮り「俺だって、もちろん
美雨と離れ離れになりたくはありません。だけど俺は、この先も
ずっと今の病気と付き合っていかなきゃいけないんです。
決して治らない病気と。そのうち自分が誰だかわからなくなって
美雨の事すら忘れちまう。そんな俺に、あの子、付き合わせるわけに
いかないじゃないですか!あの子、まだ八つなんですよ。俺のせいで
美雨の将来をめちゃくちゃなんかにはしたくない。俺のせいで
美雨の夢をめちゃくちゃになんかしたくない。俺は、あの子の
親だけど、でも、あの子の親だから、一緒にいちゃいけないんだって。
決めました。美雨の将来のために。」と涙ながらに訴える圭介に
それ以上は何も言えなかった。
社長は「寂しくなるなぁ」とだけ、言うのだった。

翌朝、朝顔に水をやる美雨。
それを見ただけで涙ぐみそうになりながらも堪えて
いつものように「じゃ、今日も、はりきって仕事行って来るわ」と
言う圭介。美雨は「あ!父ちゃん、宿題終わったら
菜子ちゃんとこ、行って来る」と言う。「何しに?」
「発表会、どうだったか聞きたいし、沼津に行ったら、しばらく
会えなくなっちゃうから」と答える。
圭介は「腰、大丈夫か?」と心配するが
「うん。いってらっしゃい」とVサインを出して
笑顔で見送る美雨。
「行ってきます」と出かける圭介。
何か決心したような顔の美雨。

八百屋の店先では、又、菜子が、健太に水をかけ
魚屋も派手に水をかけてしまう。
そこへ通りかかった美雨。
菜子が「美雨ちゃん。自転車とぶつかっちゃったんだって?
大丈夫?」「うん。全然大丈夫。」
「どこに行くの?」と尋ねると「ちょっとね。バイバイ」と答えて
一人、歩いて行く美雨。

工場で仕事している圭介。
宗さんが「しかし、よく決心したな。圭さんも。」と言えば
明生も「ホントにいいんすか?」と尋ね「うん。」と答える圭介に
「まぁ、たしかにじいさん、ばあさんと一緒なら、心配ねぇかも
しれねぇけど」と宗さんが続け、明生も「まぁ、圭さんには
俺がついてるしね」と言えば、宗さんが「余計に心配だよ」
「どういう意味ですかぁ?」というやり取りがされていた。
「圭さんと俺はね、兄弟分みたいなもんなんすよ。
ね!圭さん」と言う明生に圭介は「明生。」と呼びかけ
「なんすか、兄貴」という明生に「相変わらずバカか」と言うと
「もう勘弁して下さいよぉ~」。笑う宗さんに
「笑い過ぎ」と怒る明生。

夜、玄関先で美雨のサンダルを見て、なんでこんなにサンダルが
汚れているのか?と聞く圭介に「菜子ちゃんと公園で
鬼ごっこやったの。」と答える美雨。
「又、随分どろんこになってやったんだなぁ?」と言うのを聞き
部屋に戻ってしまう美雨。
「明日からの荷物、まとまったか?」圭介が部屋に入ると
「このファイル、二学期になってから使うから、ここに置いといてよ」
「わかったよ」
「それと、この中のシール、勝手に使わないでよ」
「シールなんか使わねぇよ」
「鉛筆削りも持ってっといた方がいいかな?」
「う~ん、持ってった方がいいかもな。」
「でも荷物になるし。全部削っとけば平気かな?
たった二週間だもんね」と言う美雨に
「なぁ、美雨。寂しくなったら、いつでも電話しろよ」と圭介が
言うと「寂しくなるのは、父ちゃんの方じゃないのかなぁ?」と
笑って言う美雨。それを聞いた圭介は「何言ってんだ!父ちゃんは
だいじょうぶい」と言って荷物を詰め込む。
「夏休み最後の日に、父ちゃんが沼津に迎えに来てくれるの?」
「それは・・・」と言いよどむ圭介。
「まだわかんない?」
「うん」
「ねぇ、どうしたの?」と不思議そうな顔の美雨。
次の瞬間、くすぐりっこが始まった。
その後、「じゃ、おやすみ」と部屋を出て行こうとした圭介に
「美雨が寝るまで、一緒に居てよ」と美雨が言うが
圭介は「一人で寝ろ。沼津行ったら、朝起きるのも着替えするのも
何でも一人でやんなきゃいけないんだから。」
「だから今日だけ、一緒に寝てあげるって言ってるの」と美雨が言うと
またくすぐりっこを始めるふりをして、ベッドに倒れこみ
「おやすみ」と向こうを向いて寝てしまう圭介。
「え~!もう寝るの?仕方ない。寝てあげるか」と言って
圭介にタオルケットをかけ、抱きついて眠る美雨。

翌朝、いつもの食卓。
「頂きます」
「いいか美雨。沼津に行ったら、人参もしいたけも好き嫌いしないで
ちゃんと食べるんだぞ」「わかってる」
「それから納豆も食わなきゃだめだ。納豆を食うと・・・」
「粘り強い人間になるんでしょ?もう何回も聞いた。」
「父ちゃんこそ、お薬は、ちゃんと飲んでね。」
「わかってるよ」
「美雨が居ないからって、タバコを吸っちゃダメ。
規則正しい生活をして、早く病気を治して下さいね。」
「はい。」
「あと、朝顔に水やるの、忘れないでね。美雨が帰って来るまで
絶対に枯らしちゃダメだよ。」
「はい」
「もっと元気よく!」
「はい」

「これ、全部美雨が持つの?」
「だって、全部美雨の荷物じゃないか」
「ねぇ、父ちゃん、全部持って」
「甘えるんじゃない。」
何とか抱えて全部の荷物を持つが、よろけてしまい
「無理だよ。やっぱり。」
と言う美雨に「しょうがないな。じゃ、これは持ってやるから」
と言う圭介に「やったぁ。レッツゴー」
表には、アカネや中村産業の皆が勢ぞろいして見送ってくれた。
「行ってきます」と元気に挨拶する美雨に
「行ってらっしゃい」と笑顔で見送ってくれる皆。

二人が歩き出すと千恵子が「美雨ちゃん、本当に大丈夫かしら?」
「つらいのは圭さんの方だな。」と社長。
鼻をすする明生。
「泣くな、ばか」と宗さん。
アカネも涙ぐむ。

八百屋の前で菜子と会う。
「美雨ちゃん、どっか行くの?」
「夏休みが終わるまで、沼津のおばあちゃん家。」
「いいなぁ」「いいでしょう♪」
「じゃ、又帰ってきたら一緒に遊ぼうね」という菜子。
二人のやり取りを不思議そうな顔で見ている圭介。

高速バスの待合所に着くと、祖父母が待っていて
さっそく美雨とおばあちゃんは、お菓子を買いに行く。
その間、話す圭介と義父。
「よく決心してくれたね。転校の手続き、来週にも
しようと思うから書類が揃ったら、送ってくれないか?」
「はい。」
「バレエ教室も車で送り迎え出来るところを見付けといた。」
「色々済みません」
「いやあ。どうだろうねぇ。一緒に引っ越してくることは
出来ないかねぇ?」
「仕事もありますし。。。美雨のためにも、その方が
いいんじゃないかと思って」
そこへ美雨が走って来た。
「父ちゃん、こんなに買ってもらっちゃった」と嬉しそうに
お菓子の入った袋を見せる美雨。

バスの発車時刻が近付き「じゃあな」と言う圭介に
「シーユーアゲイン」と言って、乗り込む美雨。
「父ちゃん、行ってきます」
走り出すバス。
追いかけて「行ってらっしゃい」と手を振る圭介。

ずっと外を見ている美雨。

圭介は声をかけられるのも聞こえ無い様子で
ずんずん歩いて行く。
外を歩いていても、部屋の中でもベランダでも
美雨との様々な思い出がこみ上げる。

美雨は荷物の中から、父ちゃんとのプリクラを張ったケースを
取り出し、大事そうに抱えながらバスの中で眠っていた。

圭介は、妙子の写真に向かって、約束を守れなくてごめんと
謝っていると、妙子の写真の向こうに、見慣れないものが
あるのに気付く。
そっと取り出すと、かわいい封筒で、中には紙が入っていて
四つ揃った、四つ葉のクローバーが張られており
「父ちゃんのびょうきが なつやすみがおわるまでに
なおりますように」と書かれていた。
あらためて、最近の美雨の様子を思い出し、腑に落ちた圭介。
じっと紙を見つめている。

******************************

圭介が美雨ちゃんを待たせているのを忘れてしまい

美雨ちゃんが自転車とぶつかってしまう事故が起きました。

たいしたことは無かったから良かったけれど、そのために

沼津の祖父母のところへ美雨を行かせることになってしまいました。

離れ離れにはなりたくないけれど、娘の為を思い、1人行かせる決心をする圭介。

一方、美雨も自分がいると、父ちゃんは色々大変だから、父ちゃんが病気を治すことに

専念出来るように考えて、沼津行きをOKしたのですね。

お互いに相手の気持ちは知らないままに、相手のことを考えての決断というところに

グッと来ました。

最後に美雨がそっとママちゃんのところに置いて行った

「なつやすみがおわるまでに 父ちゃんのびょうきがなおりますように」と

書かれた紙と4つ揃ったクローバーに、美雨ちゃんの気持ちが痛いほど表れていました。

今回もフォトギャラリーより
beautifulrain8.jpg



今朝は、てけちゅうの午前2時半出勤があり、今日の空いてる時間は

ほぼこの記事を書くのに費やしてしまいました。

なかなか訪問が出来なくて、すみません。<(_ _)>


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コメント 6

アルマ

治らないってわかっているから辛い決断をしなければならないのはやはりキビシイですよね・・・
by アルマ (2012-08-30 22:19) 

サンダーソニア

ちょっと辛いです^^;
by サンダーソニア (2012-08-30 23:36) 

未来

これだけの記事を書くのは大変ですね。
熱意を感じます。
それにしても、どんな人にも苦難が待ち構えているんですね。
ハッピーエンドを祈るばかりです。
by 未来 (2012-08-31 06:29) 

Aちゃん

アルツハイマーになり易い傾向の1つは神経質な人がなり易いらしいよ。
私は大丈夫だな、無神経だし?(^^;;
by Aちゃん (2012-08-31 06:33) 

hatumi30331

お疲れさまです。

毎週見てますよ〜〜♪^^
by hatumi30331 (2012-08-31 06:42) 

tamirin

裏でドラマをやっているので、そっちを見る事が多いですが
このドラマも好きです・・
by tamirin (2012-08-31 08:34) 

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